慢性気管支炎の症状と原因の情報

慢性気管支炎はこのように臨床的な概念であり、病理学的に肺気腫と呼ばれていた概念とを統一して、慢性閉塞性肺疾患(COPD)として総称する疾患概念となりました。多くの部分でCOPDと慢性気管支炎はオーバーラップしますが、COPDは慢性気管支炎や肺気腫と同義ではありません。

本文は慢性気管支炎の症状と慢性気管支炎の原因についての情報をご紹介します。

慢性気管支炎の症状といえば、代表のは痰です。朝、顔を洗っている時や朝食の後に出ることが多く、病状が進むと白い痰から黄色っぽいドロッとした痰に変化していきます。

他にも呼吸困難が起きたり、運動中に息が切れやすくなったりするほか、頚動脈が腫れる、指先が膨れるばち指などの症状が表れることもあります。

日本では、せきとたんを慢性気管支炎の原因としするのを示す患者さんが比較的多いようです。欧米では、副鼻腔炎による、せきとたんを示す患者さんを別の病気と診断するのに対し、日本では、これも含めて慢性気管支炎という診断名を使う医師もいます。

慢性気管支炎の原因というのは、もっとも重要な原因といえば、やはり長期の喫煙です。喫煙による慢性的な刺激が、気管支の部分に慢性気管支炎の病変を、肺の部分に肺気腫の病変を、別々にひきおこすと考えられています。

せきやたんという慢性気管支炎の症状や慢性気管支炎という病気のようすは、肺の機能障害とはあまり関係がなく、むしろ病気としては、肺気腫のほうが問題になることが多いのです。